さらに上をいく根昆布水を作りたい時は硬水を使います(がごめ、猫足の場合)

先ほど「根昆布水をつくる水は水道水で大丈夫」と言うお話をしましたが、さらにもっと健康的な根昆布水を飲みたい時は「硬水のミネラルウォーター」で根昆布水を作ってください。

先ほどの説明と全く逆のお水をオススメしていますが、これには理由があります。

ミネラルやカルシウムがたくさん含まれる硬水は、アミノ酸と結合すると灰汁となって出てきます。料理教室でも灰汁の処理が大変になるので硬水は使わない方がいいですと言われています。

昆布の灰汁は、昆布から出る透明の粘りです。特にがごめ根昆布や猫足根昆布のように粘りが特徴の根昆布の場合、灰汁をたくさん出してあげたいのです。その灰汁を出すのに硬水は都合が良いのです。

硬水と軟水でどのように粘りに違いがでるのか実験をしました。

用意したお水は、
軟水に「からだにやさしいおいしいお水(岐阜県産 硬度19mg/lでかなり柔らかい軟水です)」
硬水は「コントレックス(原産国はフランスだったかな 硬度1468mg/lでそのまま飲むとお腹こわすこともあるくらいの硬水)」を使いました。

昆布はがごめ根昆布だと個体のばらつきがあることや、均等に2分割して切るのも難しかったので、1枚のがごめ昆布(短冊)を縦に切って使用しました。

浸け始めてから3時間ほどで、硬水は昆布はそれほど膨らんでいませんがこれだけ粘りを出しました。

同じ時間の軟水はまだこの程度の粘りです。

12時間後、硬水は見た感じ粘りに変化は見られません。

12時間おいて軟水の方も粘りが出ています。

写真ではわかりにくいのですが、飲んでみるとやはり硬水の方が粘りが出ています。粘りは見た目だけではわかりにくかったので、粘った昆布水を網に通してみました。

画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

軟水は粘りが少ないため溜まること無く通り抜けますが、

画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

硬水は粘りが強いのでスムーズに網目を通らず、トロトロの根昆布水が網の上に溜まるようになっています。粘りで光が屈折して網目がゆがんだように見えますね。左の写真をクリックすると大きな写真でご覧いただけます。

お水に硬水を使うことで、昆布の粘りをより引き出せて、硬水に含まれているカルシウムやマグネシウムも、昆布のカルシウムと合わせて摂ることができるようになります。つまり、よりミネラルの多い根昆布水が作れるようになります。

但し、味に関しては軟水で作ったときより少し飲みにくさを感じます。飲みやすいのは軟水で作った根昆布水の方です。

あと、硬水に含まれるマグネシウムは下剤にも使われる成分で飲むとおなかを壊す人もいます(体質や慣れによっても変わってきます)。硬水を使った昆布水を飲んで長期間おなかを壊した状態になる場合には水道水や軟水のミネラルウォーターに変えて根昆布水を作ってください。

※食品を摂取することにより疾病が治療することはありません。身体に不安を抱えている方は、必ず医療機関へ相談してください。
※栄養素を一度に多量に摂取することで病気のリスクが減ったり、より健康が増進するものではありません。バランスの取れた食生活を心がけましょう。

日本で手に入る硬水のミネラルウォーター

粘りの多い根昆布には がごめ根昆布猫足根昆布 があります