根昆布水とヨウ素

昆布、特に根昆布にはヨウ素というミネラルがたくさん含まれています。

ヨウ素は甲状腺ホルモンを作る元になるミネラルで、甲状腺ホルモンは細胞の発達や組織の成長を促したり、基礎代謝を高めてエネルギー消費量を増やしたりします。これを欠かすと体がだるい・鈍いなどの症状が現れたり子供では発育が遅くなったりするので欠かせないミネラルですが、取りすぎても甲状腺機能低下症、甲状腺腫などの過剰症が起こることもあります。

厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると、ヨウ素の許容量は成人2,200μg/日、乳幼児(0ヶ月~2才)250μg/日と定められています。その含有量は食品中最も多いと言われていて、データがあるものでは真昆布には1gあたり2400μgのヨウ素が含まれていますので1gの根昆布で許容量を超えてしまいます。(日本食品標準成分表より)

ただし、この数値はヨウ素を連続的に摂取している状況を想定した値であるという注意書きがあります。つまり、たまたま2,200μgを超えるヨウ素を1日摂取したとしても、すぐに健康リスクに結びつくわけではないですよ、というわけです。

しかし、できるだけ取りすぎになる事は避けたいですよね。
そこで、独自に科学的に検証された文献や文部科学省の「日本食品標準成分表」などから調べたところ、昆布のヨウ素はお水に浸けて60分後にはほとんどが溶け出しているという事がわかりました。

日本食品標準成分表の資料によると真昆布10gあたりのヨウ素含有量は24000μg
昆布だし1000gあたりのヨウ素含有量は82000μg、
「昆布だし」の成分値は、水に対し3 %の昆布を加えて約60分放置し、布でこして得られただしの分析値に基づき決定したそうです。
つまり、昆布だし1000gには30gの昆布が使われているので、82000μgを3で割ると27333μg、真昆布の24000μgと比較して・・・あれ?増えてる!(笑)
このようにちょっとおかしなところもありますが、数値が間違ってなければお水に入れて60分でほとんどかそれ以上(?)のヨウ素がお水に溶け出していると読み取れます。

ということから根昆布水を作る時に、
根昆布をお水に浸けて60分後にお水を新しいお水に入れ替えればヨウ素の取りすぎを心配しなくてよくなるということだと思います。あと、ヨードの取りすぎを心配する場合は浸け終わった昆布を食べない方が良いのかもしれません。
(すいません。医学的な免許は持ち合わせてないので文献からの解釈としてそう思ってます。)